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屋根の雨漏り費用の相場はいくら?費用を抑える方法も紹介

屋根からの雨漏りを発見し、修理費用がどのくらいかかるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
雨漏りは放置すると建物の構造部分にまでダメージが広がり、修理費用が高額になってしまうケースも少なくありません。

本記事では、スレート屋根や瓦屋根、金属屋根といった屋根の種類別に修理費用の相場を解説します。
火災保険や各種補助金を活用して費用を抑える方法もお伝えします。
ぜひ適切な修理計画を立てる参考にしてください。

屋根の雨漏り修理にかかる費用の相場

屋根の雨漏り修理費用は、屋根の種類や損傷の程度によって大きく異なります。
部分的な補修であれば数万円で済む場合もありますが、屋根全体の葺き替えが必要になると100万円を超えることも珍しくありません。
まずは自宅の屋根の種類を確認し、おおよその費用感を把握しておくことが大切です。

以下の3種類について、それぞれの修理費用の相場を解説します。

  • スレート屋根
  • 瓦屋根
  • 金属屋根

屋根の種類によって使用する材料や工法が異なるため、費用にも差が生じます。

スレート屋根

スレート屋根はセメントを主原料とした薄い板状の屋根材で、多くの住宅で採用されています。
修理費用の相場は、以下のとおりです。

修理内容費用相場
部分補修3万円〜10万円
塗装(防水性の回復)30万円〜50万円
葺き替え80万円〜150万円

スレート屋根は経年劣化によってひび割れや反りが生じやすく、10年を目安に定期的な点検とメンテナンスを行うことで、大規模な修理を防げます。

関連記事:スレート屋根の割れは火災保険で修理可能?条件を徹底解説!

瓦屋根

瓦屋根は耐久性に優れていますが、地震や台風によるズレや割れが雨漏りの原因となることがあります。
修理費用の相場は以下のとおりです。

修理内容費用相場
部分補修(差し替え・並べ直し)1万円〜5万円
漆喰の詰め直し10万円〜30万円
葺き替え100万円〜200万円

瓦自体は50年以上もつといわれていますが、下地や漆喰は定期的な点検が欠かせません。

関連記事:瓦屋根からスレート屋根へのリフォーム費用を紹介!

金属屋根

金属屋根はガルバリウム鋼板やトタンなどを使用した屋根で、軽量かつ耐久性が高い点が特徴です。
修理費用の相場は以下のとおりです。

修理内容費用相場
部分補修5万円〜15万円
塗装(防錆処理)20万円〜40万円
カバー工法60万円〜120万円

既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねるカバー工法を選べば、葺き替えよりも費用を抑えることが可能です。
廃材処分費も削減できるメリットがあります。
ただし、下地の傷みが激しい場合はカバー工法が適さないこともあるため、業者に状態を確認してもらうことをおすすめします。

 

 

屋根以外の雨漏り修理にかかる費用の相場

天井からの雨漏りは、屋根本体以外の箇所が原因となっていることも少なくありません。
雨水の侵入経路を正確に特定することで、適切な修理につなげられます。

屋根以外で雨漏りの原因となりやすい箇所について、以下の4つを紹介します。

  • 雨樋の交換
  • 軒天の補修・塗装
  • 雪止め金具の交換
  • 棟板金の交換

これらの箇所は、屋根本体と比べて修理費用が抑えられる傾向にありますが、放置すると被害が拡大するおそれがあります。

雨樋の交換

雨樋は屋根に降った雨水を集めて排水する設備です。
破損や詰まりがあると雨水が適切に排出されず、外壁や基礎部分に浸水して雨漏りの原因となります。

雨樋の掃除や部分的な交換であれば、3,000円から10万円程度が相場となっています。
落ち葉やゴミが詰まっている場合は、清掃だけで症状が改善することもあるため、まずは状態を確認してみましょう。

軒天の補修・塗装

軒天とは、屋根の外壁から外側に突き出した部分の裏側を指します。
雨風や紫外線にさらされることで劣化し、剥がれやカビが発生すると雨水が侵入する原因となります。
軒天の剥がれの補修や塗装などにかかる費用は、3万円から10万円程度が相場です。

軒天の劣化を放置すると、屋根内部の木材が腐食して大規模な修繕が必要になるケースもあります。
外壁塗装のタイミングで一緒にメンテナンスを行うと、足場代を節約できるのでおすすめです。

雪止め金具の交換

雪止め金具は、積雪地域で屋根からの落雪を防ぐために設置される部品です。
金具が錆びたり外れたりすると、その周辺から雨水が侵入することがあります。
金具の交換費用は1個あたり3,000円から5,000円程度で、屋根の雪止めの交換にかかる費用は、3万円から40万円程度が相場です。

雪止め金具のメンテナンスは見落とされがちですが、屋根の防水性を保つためには重要な役割を果たしています。
とくに築年数が経過した住宅では、金具の状態を定期的に確認しておくとよいでしょう。

棟板金の交換

棟板金は屋根の頂上部分に取り付けられた金属製の板で、屋根材の継ぎ目を覆って雨水の侵入を防ぐ役割があります。
台風などの強風で浮き上がったり飛ばされたりすることがあり、そこから雨漏りが発生するケースは多いです。
屋根の棟板金の交換にかかる費用は、3万円から12万円程度が相場となっています。

棟板金の下地には木材が使われていることが多く、腐食している場合は下地ごと交換が必要です。
定期的な点検で早めに異常を発見することが、修理費用を抑えるポイントになります。

雨漏りの直し方の主な工法

雨漏りの直し方は、原因となっている箇所や屋根材の劣化状況によって異なり、部分補修から屋根全体を施工する大規模修理まで複数の工法があります。
表面のひび割れだけを塞いでも、下地や防水シートまで傷んでいる場合は雨漏りが再発する可能性があるため、原因を特定したうえで工法を選ぶことが大切です。

ここでは、コーキングや屋根材の差し替えから、棟板金・谷樋の交換、カバー工法や葺き替えまで、雨漏り修理で用いられる主な工法を紹介します。

部分補修(コーキング・差し替え)

屋根材のひび割れや小さな隙間など、雨漏りの原因が限定されている場合は、コーキングによる補修や傷んだ屋根材の差し替えで対応できることがあります。
施工範囲が小さければ材料費や作業費を抑えやすく、大規模な工事と比べて修理費用や工期の負担も少なくなりやすい点が特徴です。
一方で、コーキングで表面だけを塞ぐと、雨水の排出経路を妨げたり、内部の劣化を見落としたりする可能性もあります。

そのため、部分補修を選ぶ際は雨漏りの原因を確認し、屋根材だけでなく下地や防水シートの状態まで点検してもらうとよいでしょう。

中規模修理(棟板金交換・谷樋交換)

棟板金や谷樋など、屋根の一部に使われている部材の劣化が進んでいる場合は、該当部分を交換する中規模修理を行います。
棟板金は浮きやずれ、腐食が進むと雨水が入り込む原因になり、谷樋は穴あきや接合部の劣化によって排水機能が低下することがあります。
なお、軽度の症状であれば部分補修で対応できる場合もありますが、劣化が広がっている時は部材そのものの交換が必要です。

加えて、施工時には表面の金属部材だけでなく、棟板金の下にある貫板や谷樋周辺の防水シート、下地の状態まで確認したうえで修理範囲を決めます。

大規模修理(カバー工法・葺き替え)

屋根全体の劣化が進んでいる場合や、下地・防水シートまで傷んでいる場合は、カバー工法や葺き替えなどの大規模修理を検討します。
カバー工法は既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねるため、撤去や廃材処分にかかる費用を抑えやすい工法です。
一方、葺き替えは既存の屋根材を撤去して下地から施工できるため、雨漏りの原因が広範囲に及ぶ場合や下地の劣化が進んだ屋根にも対応しやすくなります。

ただし、どちらも部分補修より費用が高くなりやすいため、屋根の状態や今後の耐用年数も踏まえて適した工法を選ぶことが大切です。

 

 

屋根の雨漏り修理で使える保険と助成金

雨漏り修理の費用は決して安くありませんが、条件を満たせば保険や助成金を活用して自己負担を軽減できます。
利用できる制度を事前に把握しておくことで、修理費用の計画が立てやすくなるでしょう。

以下の5つの制度について、それぞれの要件や申請方法を説明します。

  • 契約不適合責任(瑕疵担保責任)
  • 火災保険
  • 耐震リフォームに対する補助金
  • 自治体リフォーム補助金
  • ZEH住宅に対する補助金

それぞれ適用条件が異なるため、自分の状況に合った制度を確認してください。

関連記事:屋根修理で助成金を適用するための条件と申請の手順・注意点について

契約不適合適任(瑕疵担保責任)

新築住宅を購入した場合、売主や施工業者には一定期間の保証責任があります。
以前は「瑕疵担保責任」と呼ばれていましたが、2020年の民法改正により「契約不適合責任」という名称に変わりました。

新築住宅の場合、引き渡しから10年間は構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について保証されています。
この期間内に雨漏りが発生した場合は、無償で修理を求められる可能性があります。
ただし、保証を受けるためには引き渡し時の契約書類が必要となるため、大切に保管しておきましょう。

火災保険

火災保険は火事だけでなく、台風や大雪、雹などの自然災害による損害も補償の対象となることが多いです。
自然災害が原因で屋根が破損して雨漏りが発生した場合、修理費用を保険金でまかなえる可能性があります。

申請の際は、被害状況を撮影した写真や修理業者による見積書が必要です。
損害を受けてから、3年以内に申請しなければならない点にも留意しましょう。
ただし、経年劣化による損傷は補償対象外となるため、加入している保険の内容を事前に確認しておくことをおすすめします。

関連記事:屋根修理が火災保険で適用されないケースと申請についての基礎知識

耐震リフォームに対する補助金

古い住宅の屋根を軽量な材料に葺き替えることで、建物全体の耐震性を向上させられます。
このような耐震リフォームを行う場合、自治体から補助金を受けられる制度があり、補助金の金額は自治体によって異なります。

おもな対象は、1981年(昭和56年)以前に建てられた旧耐震基準の住宅です。
申請には耐震診断の結果や、工事計画書などの書類を要します。
工事を始める前に申請を完了しておく必要があるため、余裕をもって準備を進めることが大切です。

自治体リフォーム補助金

多くの自治体では、住宅のリフォーム工事に対して独自の補助金制度を設けています。
対象となる工事の種類や補助金額は自治体ごとに異なり、屋根の修理が対象に含まれている場合もあります。

補助金を利用するためには、事前の申請が必要なケースがほとんどです。
申請期間や予算枠が限られていることも多いため、早めに自治体の窓口やホームページで情報を確認しておきましょう。
地元の工務店や屋根業者であれば、地域の補助金制度に詳しいことが多いので、相談してみるのも1つの方法です。

ZEH住宅に対する補助金

ZEH(ゼッチ)とは、断熱性能の向上や省エネ設備の導入によって、エネルギー収支をゼロ以下にすることを目指した住宅のことです。
屋根の断熱改修や太陽光発電パネルの設置と合わせてリフォームを行う場合、国の補助金を活用できる可能性があります。
以下2つの制度について紹介します。

  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 住宅エコリフォーム推進事業

これらの制度は要件が細かく定められているため、事前に専門家や業者に相談することをおすすめします。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、既存住宅の長寿命化や省エネ性能の向上を目的としたリフォームを支援する国の制度です。
補助対象となるには、インスペクション(建物状況調査)の実施や、一定の性能基準を満たすことが求められます。

補助金額は工事内容や性能向上の程度によって異なります。
屋根の断熱改修や防水工事と合わせて申請できる場合があるため、大規模なリフォームを検討している方は活用を検討してみてください。

住宅エコリフォーム推進事業

住宅エコリフォーム推進事業は、省エネ性能を高めるリフォームを支援するための制度です。
戸建住宅の場合は、最低5万円から上限51万2,700円が補助の目安です。
開口部の断熱改修や屋根・外壁の断熱工事などが補助対象となることがあります。

補助金額は工事費用の一定割合として算出され、上限額が設定されています。
申請には指定された要件を満たす必要があり、登録された事業者を通じて工事を行うことが条件となる場合も少なくありません。
制度の内容は年度によって変更されることがあるため、最新の情報を確認してから計画を立てましょう。

関連記事:屋根修理で助成金を適用するための条件と申請の手順・注意点について

屋根の雨漏り修理の費用を抑えるには?

雨漏り修理の費用を抑えるためには、まず早めに対処することが肝心です。
雨漏りを放置すると被害範囲が広がり、修理費用も増大してしまいます。
天井にシミを見つけたり、雨の日に異常な音がしたりしたら、すぐに専門業者に相談しましょう。

火災保険や各種補助金制度を事前に調べておくことで、自己負担を大幅に減らせる可能性があります。
業者選びも費用に影響する大きな要素です。
複数の業者から見積もりを取り、工事内容と価格を比較検討することをおすすめします。

 

 

屋根のエイト株式会社では、無料でお見積もりを承っており、他社のお見積もりをお持ちいただいての比較も歓迎しております。
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失敗しない業者選びの4つのポイント

屋根の雨漏り修理では、工事内容や使用する材料によって費用が大きく変わるため、金額だけで業者を決めず、施工内容や対応の丁寧さまで確認することが欠かせません。
雨漏りは原因箇所と室内に現れる症状の位置が一致しないこともあるため、十分な調査をせずに補修すると再発し、追加の修理費用がかかる可能性があります。

ここでは、屋根の雨漏り修理を安心して依頼するために確認しておきたい、業者選びの4つのポイントを解説します。

施工実績と資格(雨漏り診断士など)を確認する

雨漏り修理を依頼する際は、屋根工事や雨漏り調査の施工実績を確認し、似た症状や屋根材の修理経験がある業者かどうかを見極めることがポイントです。
加えて、雨漏り診断士などの資格を持つ担当者が在籍しているかどうかも、雨水の侵入経路や防水・雨仕舞に関する知識を判断する材料の1つになります。

ただし、資格を保有しているだけで修理品質が決まるわけではないため、施工事例や調査方法、修理方針の説明内容もあわせて確認してみてください。

見積りは複数社から取り内訳を比較する

屋根の雨漏り修理費用が適正か判断するためには、1社だけで契約せず、複数の業者から見積りを取り、工事内容と金額を比較しましょう。
見積りを確認する際は「屋根修理一式」といった総額だけを見るのではなく、材料費や施工費、足場代、廃材処分費などの内訳が記載されているかを確認します。

さらに、同じ補修箇所でも提案する工法や使用する材料が異なる場合は、価格差の理由やそれぞれの工法を選ぶ根拠を質問すると比較しやすくなります。

保証・アフターフォローの有無を確認する

雨漏り修理は工事が完了した直後に問題がなくても、強い雨や台風の後に同じ箇所から再び雨水が侵入する可能性があるため、保証内容の確認が重要です。
契約前には保証の有無だけでなく、保証期間や対象となる工事、不具合が起きた際の連絡方法なども確認しておきましょう。

また、保証期間が長くても対象外となる条件が多い場合もあるため、口頭説明だけで判断せず、保証書や契約書の内容まで確認する必要があります。

地域密着型の業者を選ぶ

地域密着型の屋根修理業者は、対応エリアが限定されている分、雨漏りが発生した際に現地調査や修理の相談をしやすいことがメリットです。
地域の住宅に多い屋根材や気候条件を把握している業者であれば、建物の特徴を踏まえた修理方法を提案してもらえる場合があります。

しかし、地域密着型であることだけを理由に決めず、施工実績や見積りの分かりやすさ、保証内容なども比較したうえで依頼先を選ぶことが大切です。

まとめ

屋根の雨漏り修理費用は、屋根の種類や損傷の程度によって数万円から200万円以上まで幅広く変動します。
スレート屋根や瓦屋根、金属屋根それぞれに適した修理方法があり、棟板金や雨樋など屋根以外の箇所が原因となっているケースも少なくありません。

修理費用を抑えるためには、火災保険や自治体の補助金制度を上手に活用することがポイントです。
なによりも大切なのは、雨漏りの兆候に気づいたら早めに専門業者へ相談することです。
被害が小さいうちに対処すれば、費用も工期も最小限に抑えられます。